関節リウマチについて調べてみました。
実体験をもとにわかりやすく解説します。
一般的に関節リウマチや膠原病などの言葉は聞いたことがあるけど、どういう病気なのかわからないという方は多いと思います。
そんな私も発症する前は、手や足が痛くなる高齢の方の病気なのかなという程度にしか、理解していませんでした。(30代なかばでまさか自分がこの病気になるとは全く思っていなかったです…)
関節リウマチを知るにはまず、膠原病について知る必要があります。
膠原病とは?
膠原病とは、全身の血管や皮膚、筋肉、関節などに炎症がみられる病気の総称です。
原因不明の発熱や湿疹、関節の痛みなどの症状が共通してみられますが、それらの原因は「免疫」の異常にあると考えられています。異物から自分自身を守るための「免疫」が、自分の組織をまるで異物のように認識し、排除しようとすることが原因で起こります。この免疫の暴走を「自己免疫」と呼びます。
しかし、膠原病がなぜ発症するのかについてその全容はまだ解明されていません。病気にかかりやすい遺伝子が知られており、それに環境要因(感染症、外傷、寒冷刺激、紫外線、ストレス、妊娠、薬物等)が重なることで、病気を発症すると考えられているそうです。
関節リウマチとは?
関節リウマチは、膠原病の一つで主に関節が炎症を起こし、軟骨や骨が破壊されていきます。放っておくと関節が変形してしまう病気です。また主な合併症として、間質性肺炎や骨粗しょう症などがあります。
早期に現れやすい症状としては、
⓵体のこわばり
・朝起きてすぐに手が開きにくかったり体が動かしにくい症状
(自分の場合:日によってかなりばらつきがあり、程度に大きな差があります。特に朝や夕に現れることが多かったです。)
②関節の腫れや痛み
・関節が熱をもって腫れ痛みを伴います。
(自分の場合:痛みは鈍痛、重くてだるいようなずっしりした痛みで、幹部を動かすとさらに痛みが強く出ました。)
・関節の腫れや痛みが左右対称に現れやすい
(自分の場合:右手薬指の腫れが引いた頃に左手薬指が腫れて痛み出すなど、時差で出ることもありました。)
・複数の関節が同時に腫れる等
(自分の場合:左手中指の第2関節と右手首、右ひざ関節など身体中の様々な関節部位が同時に腫れることがあります。特に両手首と指の第2関節、第3関節が多かったです。)
③微熱、倦怠感、食欲不振
(自分の場合:これまで普通に行えていた運動量や活動量で、倦怠感や微熱が出てました。休息すればすぐに微熱は治まりましたが、これの繰り返しでした。)
上記のような症状が現れやすいといわれています。
そして、恐ろしいのは発症して初期の頃からすでに関節破壊が始まっている可能性があるという点です。少しでも当てはまる症状で不安に思うようでしたら、膠原病リウマチ内科等の専門医療機関でみてもらうことをお勧めします。
膠原病でよくみられる合併症!冬場は特に注意が必要!
膠原病でみられる合併症にレイノー現象というものがあります。
膠原病によって指先や足先といった末梢血管の血流が悪くなることがあります。その結果、手指や足先が白くなり痛みを伴います。
冬場の水仕事は特に注意が必要です。防寒対策を万全にして下さい。症状が出たら、とにかく温めることが大事です。
心身の疲れで大きく症状が悪化することも
過度の運動やストレス等で発熱が出たり症状が悪化しやすいです。精神的にも肉体的にも負荷をかけ過ぎず、とにかく頑張りすぎないように注意しましょう。また、適度な静養を心掛けることも大切です。
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まとめ
・関節リウマチとは、膠原病の一つで主に関節が炎症を起こし、軟骨や骨が破壊されていきます。放っておくと関節が変形してしまう病気です。主な合併症として、間質性肺炎や骨粗しょう症などがあります。
・なぜ発症してしまうのか、その全容はまだ解明されていませんが、遺伝的要因と環境要因(感染症、外傷、寒冷刺激、紫外線、ストレス、妊娠、薬物等)が重なることで、病気を発症すると考えられています。
・現れやすい症状として、①朝のこわばり、②関節の腫れや痛み、③微熱、倦怠感、食欲不振等があります。
・関節リウマチは、発症して初期の頃からすでに関節破壊が始まっている可能性があるので、早期発見早期治療がとても大切です。
・心身の疲れで大きく症状が悪化することもありますので、精神的にも肉体的にも負荷をかけ過ぎず、とにかく頑張りすぎないように注意しましょう。また、適度な静養を心掛けることも大切です。
実体験をもとに簡単に解説させていただきました。
膠原病は完全に治すことは難しいですが、多くの場合は早期に適切な治療を行うことで、普通の生活を取り戻すことも十分可能です。
このブログを通して少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
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